屋根材ごとのメンテナンス時期はいつ?
屋根は普段生活する上で大切な部位です。
雨や風が直接当たる部分が多いので、気づかないうちに劣化が進んでいることもあります。
お客様の中には普段は屋根を見ることはない、もしくは自分では見えない部分なので屋根の点検をしてほしいという声はよくききます。また、訪問業者に指摘されて初めてや屋根の状態を知ったりすることもあります。
今回は屋根材ごとのメンテナンスの時期を取り上げていきたいと思います。
瓦屋根 メンテナンス時期10年~15年
瓦には大きく分けて日本瓦、セメント瓦があります。
瓦屋根そのものは非常に耐久性は高いですが、経年劣化または、大型な台風や地震などによって、漆喰の剥がれ、平瓦や棟瓦のズレなどが生じます。施工方法としましては、漆喰の補修工事、棟瓦の積み直し、セメント瓦なら塗装工事
時期が来たらメンテナンスを検討してみてください。
スレート屋根 メンテナンス時期7年~15年
最近の住宅で多く使われているのがスレート屋根です。
以前に塗装している場合は塗料の樹脂によって耐久年数は変わりますが、7年~15年を目安に塗装のメンテナンスを行います。変色や色あせ、塗膜の剥がれ、苔や藻の発生が生じます。
スレート屋根のメンテナンスは基本塗装ですが、20年以上経っている場合、屋根の状態次第では葺き替え工事も検討して下さい。また、2006年以前に建てられた住宅ではアスベストを含む屋根材が使われている場合があります。塗装できないものもありますのでご相談下さい。
また、塗装以外にも屋根板金のビス浮き、スレート屋根材の欠けなども見られる場合もあります。
金属屋根(ガルバリウム鋼板) メンテナンス時期20年~30年
ガルバリウム鋼板屋根材は耐久性に高く軽量で、カバー工法のリフォームでよく用いられます。
屋根材自体は耐久年数は20年~30年前後ですが、10年~20年に塗装メンテナンスが必要です。
アスファルトシングル メンテナンス時期 10年~15年
アスファルトシングルはガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
石粒覆っているため傷つきにくく耐久年数も高い屋根材です。
ただ、塗装の際は油性塗料では屋根材の成分が溶けてしまう可能性が高いため水性塗料を用います。
トタン屋根(瓦棒) メンテナンス時期7年~10年
瓦棒は木の棒と金属の板で構成された金属屋根の一つです。
耐久年数は低く7年~10年で塗装メンテナンスが必要です。
まとめ
今回取り上げた屋根材ごとのメンテナンス時期はあくまで目安です。住宅の立地条件や自然災害の有無によっては前後することもあります。ただ、屋根は普段の日常生活ではなかなか見る機会がないので、この機会にご自宅の屋根を一度見てみるのも良いかもしれません。
雨漏りの症状が出てからだと費用もかかりますし、なにより大切なお住いを痛めてしまうことになります。雨漏りの症状が出る前に定期的なメンテナンスをお勧めします。