外壁塗装の失敗は業者選びが原因!後悔しないための判断ポイントとは

「外壁塗装で失敗したくない」「悪徳業者が怖い」
そう感じている方は多いのではないでしょうか。実際、外壁塗装のトラブルは“業者選びのミス”が原因で起こることがほとんどです。本記事では、失敗する人が選びがちな危険な業者の特徴、注意すべき兆候、信頼できる業者の見分け方まで、初めての方でも分かりやすく解説します。
株式会社リンクスでは、外壁塗装の保証期間内に定期点検を行っております。施工不良がないかの確認や保証書の提出を行っているため、メンテナンスに関する不安を排除できます。外壁塗装で失敗したくない方は、お気軽にご相談ください。
外壁塗装で失敗する要因

外壁塗装で失敗する要因は次の2つが挙げられます。
- 素人が仕上がりの良し悪しを判断しにくい
- 業者による品質差が大きい
正しい知識がないまま契約するとトラブルにつながりやすいため、事前にしっかり情報収集をしましょう。それぞれについて詳しく説明します。
素人が仕上がりの良し悪しを判断しにくい
外壁塗装は、工事の仕上がりが数年後に現れるケースが多く、一般の人がその場で良し悪しを判断するのが非常に難しい工事です。
例えば、下塗りを省略されたとしても完成直後では見分けがつかなかったり、塗料が違っていても気付きにくかったりします。そのため、悪質な業者は「見た目では分からない部分」で手抜きを行いがちです。工事中も完成後も“素人では気づきにくい弱点”を多く抱える工事なので、外壁塗装が失敗しやすいと言われています。
業者による品質差が大きい
外壁塗装は、実は職人の技術力によって仕上がりが大きく左右されます。同じ塗料を使っていても、下地処理のやり方や塗り回数の正確性、塗料の希釈濃度など細かなポイントで品質差が出ます。
さらに、元請け・下請けの構造が複雑な業者では、施工の一貫性が保てず品質が安定しづらいという問題もあります。業者による差が大きいため、失敗するかどうかは“誰に頼むか”でほぼ決まると言っても過言ではありません。
外壁塗装で実際に多い失敗例

外壁塗装で実際によくある失敗例は、次の4つです。
- すぐに剥がれた・ムラが出た
- 追加費用を請求された
- イメージと全く違う仕上がりになった
- 保証が機能しなかった
外壁塗装の失敗は仕上がりだけでなく、金額・対応・保証など多方面に現れます。よくある失敗パターンを把握し、回避できるようにしておきましょう。
すぐに剥がれた・ムラが出た
外壁塗装の代表的な失敗が、塗膜の剥がれやムラです。これは下地処理不足や塗り回数の省略、塗料の希釈ミスなどが原因です。手抜き工事が多い業者ほど、“見た目には分からない部分”を省略します。工事後2年以内に塗膜がはがれてきたら、施工不要の可能性が高いです。
追加費用を請求された
契約後に「追加で〇万円必要」と請求されるトラブルが多発しています。原因は契約書が曖昧だったり、業者が最初から追加請求を狙っていたりするためです。悪質業者の典型例なので、契約の際に追加費用が発生するか確認しておきましょう。
イメージと全く違う仕上がりになった
色選びで失敗するケースも非常に多いです。見本帳と実際の壁では色の見え方が違いますが、説明せずに工事を進める業者もいます。優良業者は必ずサンプル板で確認させてくれるので、契約前からしっかり対応してくれる業者を選びましょう。
保証が機能しなかった
「10年保証と言われたのに、実際には何も対応してくれなかった」という相談は多々あります。保証内容が曖昧だったり、免責事項が多すぎたりする業者は危険です。訪問販売や元請け業者が消えるケースも多いため、保証は“内容の透明性”が重要です。
外壁塗装の失敗を招く“危険な業者”の特徴
外壁塗装の失敗を招きやすい危険や業者の特徴は、次の4つです。
- 異常に安い見積もりを出す
- 契約を急がせる
- 「今すぐ工事が必要」と不安を煽る
- 下請けに業務を丸投げする
それぞれについて詳しく説明します。
異常に安い見積もりを出す
外壁塗装は数十万円〜100万円以上かかる工事であり、極端に安い見積もりには必ず理由があります。安い業者は、材料を低品質なものに変更したり、下地処理を省略したりするなど「見た目には分からない部分」で手抜きします。
また、下請けに安値で丸投げする構造の会社も多く、その結果として職人の質がバラバラになるのも問題です。安い見積もりの裏には“工事の質を下げて利益を出す仕組み”があるため、金額の安さだけを基準に業者を選ぶと高確率で失敗します。適正価格の業者は、見積もり内訳が明確であり値引きにも根拠があります。「安すぎる業者=危険」という認識が最も安全です。
契約を急がせる
「今日だけ安い」「今契約すれば足場代が無料」など、即決を求める業者は高確率で危険です。これは冷静に比較されると不利になるため、判断の時間を奪うための営業手法です。
外壁塗装は急ぐ必要がない工事であり、本来、1〜3ヶ月ほど時間をかけて検討しても問題ありません。優良業者は即決を促さず、「ご家族と相談してください」「相見積もりを取ってください」と言い、顧客が納得するまで説明を行います。
一方で、即決を迫る業者は契約後の追加請求や手抜き工事が多く、トラブルの報告も後を絶ちません。契約を急がせる業者は、その時点で候補から外しましょう。
「今すぐ工事が必要」と不安を煽る
外壁塗装の訪問販売などでよく使われるのが、「このままだと雨漏りします」「すぐに補修しないと危険です」という不安を煽る言葉です。しかし、外壁塗装は基本的に“今すぐ必要な工事”ではなく、劣化が進んでいても緊急性が極めて高いケースは稀です。
不安を煽る業者は、工事の必要性を過剰に伝えたり、専門用語を使って素人を混乱させる傾向があります。こうした業者は冷静に検討されると契約してもらえないため、恐怖心を利用して契約を取ろうとします。不安に感じた時点で危険信号と考え、必ず第三者の意見や他業者の診断を受けることが大切です。
下請けに業務を丸投げする
外壁塗装では元請け会社が契約を取り、実際の工事は下請けが行うケースが一般的です。しかし、悪質な元請けは施工を丸投げし、工事内容の指示や管理をほとんど行いません。その結果、下請けの質に依存した施工になり、仕上がりのムラや不具合が起きやすくなります。
また、トラブルが起きた際に元請けと下請けが責任を押し付け合い、保証が機能しないケースも多く見られます。品質と責任の面から見ても、自社施工の業者のほうが安心できる傾向にあります。誰が施工するのか曖昧な業者は選ばないことが重要です。
危険な業者の手口と見抜き方

危険な業者には3つの特徴があります。
- 工事一式表記で詳細を書かない
- 塗料名・塗り回数を隠す
- 点検や保証の説明が曖昧
手口の多くは、素人では判断しづらい部分を利用したもので、契約後や工事後に気づくケースがほとんどです。しかし、事前に手口を知っておけば、危険な業者を事前に排除できます。ここでは代表的な手口と、その見抜き方を詳しく解説します。
工事一式表記で詳細を書かない
見積もりや契約書に「工事一式」と書かれている場合、高い確率で危険な業者です。一式表記は工事内容を曖昧にできるため、後から「その作業は含まれていません」と追加料金を請求される可能性があります。
特に、下地処理・付帯部塗装・コーキング工事などは手抜きされやすい部分で、一式表記では何が行われるのか全く分かりません。優良業者は、一つひとつの工程を細かく説明し、数量や材料名、塗り回数まで明記します。一式と書かれている見積もりは、工事内容を隠すための仕組みなので、業者選びから外しましょう。
塗料名・塗り回数を隠す
悪質業者は塗料名を曖昧にしたり、塗り回数を記載したりしないことで、工事の品質をごまかします。同じ塗料メーカーの中にもグレード差が大きく、安価な塗料でも“高級塗料と同じ名前”を使って説明する業者も少なくありません。
また「3回塗りします」と言いながら、実際には2回しか塗らないなど、塗り回数の手抜きも頻繁に起こります。塗り回数は耐久性を決める最重要ポイントです。契約書に「下塗り・中塗り・上塗り」が明記されていない業者は確実に避けましょう。
点検や保証の説明が曖昧
保証内容を明確に説明できない業者も危険です。「10年保証です」と言いながら、実際には剥がれのみ保証、付帯部は対象外、自然災害はすべて免責など、実質的に保証が機能しないケースが多くあります。また点検制度がない業者は、不具合の早期発見ができず、保証対応が遅れたり拒否されたりするリスクも高いです。
優良業者は、保証対象・免責事項・点検時期などを丁寧に説明し、事前に保証書を提示してくれます。説明が曖昧な業者は、契約後に対応しない可能性が高いため避けるべきです。
外壁塗装で失敗しないための業者選び
外壁塗装で失敗しないためには、次の3つを意識する必要があります。
- 見積もり内容の透明性を見る
- 自社施工の有無
- 説明の丁寧さ・質問への対応
それぞれについて詳しく説明します。
見積もり内容の透明性を見る
見積もりの透明性は、業者の誠実さを判断する最も重要な指標です。優良業者の見積もりは、材料名・工程・数量・塗り回数が細かく記載されており、手抜きの余地がありません。
一方、悪質業者は「一式」「補修込み」「付帯部含む」など、曖昧な表記を多用します。また、異常に安い見積もりは注意が必要なので、安さの理由を必ず確認しましょう。透明性の高い見積もりほど、施工品質も高い傾向があります。
自社施工の有無
自社施工の業者は、元請けと下請けを分けず、すべて自社の職人が工事を行います。そのため品質が安定し、責任の所在も明確です。
下請け丸投げの業者の場合、元請け・下請けの間でコミュニケーション不足が起きたり、施工品質にバラつきが出たりする傾向があります。自社施工の業者は、保証対応もスムーズで、施工中の写真を残すなど透明性が高い点もメリットです。
説明の丁寧さ・質問への対応
説明が丁寧で、どんな質問にも明確に答えられる業者は、信頼できる業者の特徴です。外壁塗装は専門用語が多いため、素人にも理解しやすいように噛み砕いて説明できる業者は誠実さがあります。逆に質問を嫌がったり「大丈夫です」とだけ返す業者は危険です。丁寧な説明は品質管理にも直結し、工事後のトラブルが少ない傾向があります。
失敗を避けるための対策
外壁塗装の失敗を避けるためには、事前に取れる対策を徹底することが重要です。
- 相見積もりを取る
- 訪問販売と即決は避ける
- 契約前に保証書を確認する
これらを行うことで、悪質業者を排除し、信頼できる業者を選ぶ確率が大幅に高まります。
相見積もりを取る
外壁塗装では必ず2〜3社以上の相見積もりを取りましょう。相見積もりを取ることで価格の相場や、工事内容の違いが明確に分かります。説明の丁寧さや見積もりの細かさ、質問への対応などを比較すると、優良業者かどうかが見えてきます。
訪問販売と即決は避ける
訪問販売での契約は高リスクで、トラブルの報告が多い方法です。訪問販売は不安を煽る営業手法が多く、冷静に判断しにくくなります。外壁塗装は緊急性のない工事であるため、その場で判断してはいけません。
契約前に保証書を確認する
保証書は工事後の安心のために最重要です。保証内容・免責事項・点検の有無などを契約前に確認し、曖昧な部分を残さないようにしましょう。
信頼できる外壁塗装業者の特徴
信頼できる外壁塗装業者には3つの共通点があります。
- 施工実績が豊富で写真が見られる
- 担当者の対応に一貫性がある
- 保証とアフターサービスが充実
それぞれについて紹介します。
施工実績が豊富で写真が見られる
施工実績が多く、施工写真を公開している業者は品質に自信があります。実績は会社の信頼性を示す重要な材料であり、写真があることで工事の流れや実際の仕上がりを確認できます。
担当者の対応に一貫性がある
担当者の誠実さは業者の質に直結します。丁寧な説明や質問への迅速な回答、工程の透明性など、対応が一貫している業者ほど信頼できます。説明を曖昧にしたり、契約を急かす担当者は避けるべきです。
保証とアフターサービスが充実
優良業者ほど、保証内容が明確で、定期点検や工事後のフォローを徹底しています。保証の透明性は業者の誠実さの象徴であり、アフターサービスの充実度は安心して任せられる基準となります。
まとめ
外壁塗装の失敗は、ほとんどが「業者選び」で防ぐことができます。安すぎる見積もりや即決を迫る営業、工事内容の不透明さなど、危険な業者の特徴を理解しておくことが重要です。相見積もりや契約前の保証書確認、自社施工の確認などを徹底すれば、トラブルを大幅に減らせます。正しい知識を持って、優良な業者に外壁塗装を依頼しましょう。
株式会社リンクスでは、外壁塗装の保証期間内に定期点検を行っております。施工不良がないかの確認や保証書の提出を行っているため、メンテナンスに関する不安を排除できます。外壁塗装で失敗したくない方は、お気軽にご相談ください。
